B-3 分科会

【日時】3月5日 9:30~13:00

【定員】30名

【対象】大学や中間支援組織のボランティアコーディネーター、学生主体のボランティア活動に関わっている方

 

学生ボランティアの出番を活かすコーディネーション 

~熊本地震・災害現場発 学生の自発性と主体性を引き出すには?~

 

 2016年4月に起こった熊本地震における学生ボランティアの活動は、被災者宅の片付けなどにとどまらず、避難所の運営や災害ボランティアセンター本部の運営に参画するなど、その活動は広範囲にわたり、学生が担った役割や被災地へ及ぼした影響は大きなものとなりました。

 この分科会では、学生ボランティアが関わった災害復旧や復興支援の活動事例を通して、学生の自発性や主体性を引き出す活動のあり方と、学生の出番を活かすコーディネーションについて、実際に支援活動に携わっ学生たちと共に考えます。

 

コーディネーター

杉浦 健さん

共働プラットホーム ボランティアコーディネーター/JVCA運営委員

 

1965年1月16日、大阪生まれ。大学卒業後普通のサラリーマン生活をしていたが、95年、30歳の誕生日の翌日に阪神・淡路大震災を体験。当時の仕事の関係で2ヵ月間被災地の避難所に食料を配給、そこで「ボランティア」なるものを知る。40歳を過ぎたころに思うところあって脱サラし、2010年に関西学院大学大学院総合政策研究科博士課程前期課程に入学。専門は地域コミュニティ、共働のデザイン。一時はずっと机に向かってる生活もいいなと考えたが翌11年に東日本大震災が勃発。直後に学生たちに呼びかけて学生主体の災害支援団体三田支援ネット、共働プラットホームを設立し、以後、現在に至るまで多くの学生たちと共に災害復興支援活動などに従事する。趣味はカメラ、クラシック音楽鑑賞。座右の銘は「Stay Hungry. Stay Foolish.」バカにはなりきれないけどお腹はいつも減らしてます。


事例発表者

古川 秀雄さん

日本財団学生ボランティアセンターGakuvo 常務理事

 

1968年生まれ。91年、明治学院大学法学部卒。財団法人日本船舶振興会(現・公益財団法人日本財団)入会。国内外の公益団体への審査部門に従事。2010年、大学生の社会貢献活動を促進するためGakuvoを設立。ボランティア活動へのキッカケづくりから、活動をブラッシュアップさせるインキュベーション型プログラムを創出。多くの学生を様々な現場へ送り出してきた。

埼玉工業大学・二松学舎大学(ボランティア論・非常勤講師)

福島大学(ふくしま未来学入門・講師)

 

 

 

 

高木 亨さん

熊本学園大学社会福祉学部福祉環境学科 准教授

 

熊本学園大学社会福祉学部准教授。1970年東京生まれ。専門は人文地理学。産業研究を専門としていたが、2012年3月より2016年3月まで福島大学うつくしまふくしま未来支援センターにて、支援研究活動をおこなう。このため、最近では災害復興についての研究が中心となっている。

2016年4月の熊本地震で被災、5月末から学生と災害ボランティア活動として、カフェ活動をおこなっている。

 

 

 

 

藤澤 健児さん

NPO法人ANGEL WINGS 理事長

 

1964年大分県出身。防衛大学校理工学部航空工学科卒業。海上自衛隊でヘリコプター操縦士として勤務。平成9年自衛隊退職。平成18年NPO法人ANGELWINGSを設立し、航空機を利用した災害支援を中心に活動している。東日本大震災では、津波警報発令中、航空機による福岡県の海岸線のパトロールフライトを実施。また支援物資(歯ブラシ4700本)を花巻空港まで空輸した。災害ボランティア活動支援プロジェクト会議からの派遣で、岩手県内のボランティアセンターの支援を実施した。平成28年熊本地震んにおいては、熊本市災害ボランティアセンターの設置・運営をを支援した。

 

 

 

熊本地震の支援ボランティアに携わった学生の皆さん

【西南学院大学】

 

西南学院大学では、2016年、7チーム131名の学生・教職員が熊本地震ボランティアとして活動しました。5月のGWには、熊本市災害ボランティアセンター本部運営スタッフとして、その後、7月以降は、毎月西原村にて、足湯ボランティアを中心に、現地のご要望に応じて活動しました。現地の方々と交流しながらの活動では、皆さんの優しさや温かさに触れながら、「寄り添う心」の大切さを学んでいます。活動後は、現地で活動したからこそ知ることができた情報を発信しています。一人ひとりの活動は小さくても、現地にそれぞれの「点」を残し、次につないで、たくさんの「点」を「線」へと紡いでいく活動を続けています。

 

【北九州市立大学】

 

北九州市立大学は熊本地震発生後、北九州市が集める物資の仕分け作業を手伝い、そこから熊本地震の取り組みが始まりました。その後、5月のGWに初めて現地入りをし、熊本市災害ボランティアセンターでの運営スタッフとして活動。5月末から、6月にかけて毎週末の土日を利用して同じく、ボランティアセンターでの運営業務を行いました。 また、夏休みには益城町の仮設住宅にて現地の学生と一緒にサロンを開いたり、12月には美里町へ行き、歩いて町を視察しながら現地の方の話を聞く「フットパス」という活動にも取り組みました。

 

 

【崇城大学】

 

崇城大学では、災害ボランティアセンター開設初日から一般のボランティアとして約15名の学生が参加していました。そこで社会福祉協議会の方からお話をいただき、開設4日目から運営スタッフとして活動してきました。大学のホームページやメールなどで呼びかけ、最終的に50名ほどの崇城大学生が参加し、県内の学生や県外の学生の方々と一緒になって、受付や誘導、マッチングなどといった運営に直接携わる活動をさせていただきました。なかには、そこで得た経験や出会いを生かして様々なボランティア活動に参加した学生も多数います。


【担当】

山口 由美子(西南学院大学ボランティアセンター)

正木 顕(福岡市ボランティアセンター)

江口 昌克(大野城市役所)

杉浦 健